天下りと渡り

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麻生首相は日本の恥をさらす存在になってきた。漢字が読めないというだけでなく、今度はリーダーにあるまじき発言だ。「郵政民営化の担当大臣は竹中さんだ。私は反対だったから外されていた。」と国会の答弁で言った。自分も法案には署名をしたのに、いまになって自分の責任ではないなどと言い訳をするとは。子供たちの間でも、みんなで決めたのに後で「自分は反対だった」などといったら二度と仲間に入れてもらえない。普通の子供にも分る道理をわきまえない人を一国の首相に選んでしまった日本は不幸である。

一方で、官僚社会が諸悪の根源のような話が続出しているが、昨年6月に成立した公務員改革基本法は一体なんだったのだろう。これも官僚の抵抗にあって骨抜きにされたというのか。天下り・渡りの禁止がどうしてできないのか?麻生首相に問題があるのだが、どうしようもない官僚体質が根深いようだ。

谷人事院総裁の発言にもあきれてしまった。「上層部に行けばポストがなくなってくる。だから天下りをしてもらう必要がある」などと、ぬけぬけという厚顔無恥にはあきれてしまう。また、人事院が持っている権限を政府に移されると、自分を含む官僚ファミリーの立場がなくなるので、頑強に抵抗する姿勢をあらわにしている。

なんと自己保身、権益保持に凝り固まっているのだと思わざるを得ない。日本という国、日本の国民のためにという視点での考えは、志はどこへいってしまったのだろう。情けない限りである。

TV番組で、「麻生首相は天下りを根絶できるか?」という視聴者アンケートをとったら、「できない」と答えた人が94%だった。当然の反応だ。国民は、政府にも官僚にも怒りを向けているのだと思う。

出世争いに敗れた官僚の受け皿としての公益法人4692団体で、合計2万6632人の天下りを受け入れている。2006年度は、補助金など12兆6047億円が交付されている。 

トップがずっと同じ省庁からの天下りという団体の数をみると、厚生労働省 14、防衛庁 12、外務省 10団体だそうだ。渡りを何回も繰り返し退職金を合計3億円を受け取っている官僚がいるとか、件の谷総裁は「ミスター渡り」と呼ばれているとか、耳を覆いたくなる。

録画ビデオの一部をアップロードした。キャリア官僚の悲しい人生!ポストがないから天下りが必要という考え方に固執している谷総裁。いったい国民の税金から報酬を得ている官僚は、誰のために生きているのか?世界に類を見ない公僕(といわれる人々)の誤った価値観とシステムであろう。